オリマーはサボテンが生える国に住む音楽が大好きな男の子です。マラカスがお気に入りで、片方をいつの間にかどこかに失くしてしまいました。これは大変！とオリマーは、マラカスを探して冒険の旅に出かけます。月曜から日曜までの一週間、様々な場所に出かけ、色々なことを体験します。好奇心全開で冒険するオリマー。そんなオリマーをマラカスに導くのは、ユーモラスな生き物たちです。週の最後の日曜日。冒険の旅を終えたオリマーのもとには、、、。 　自分に大切なものは意外にも近くにある。そして、好奇心と勇気をもって冒険する人を応援する人はいる。作品全体に込めた応援メッセージです。 　一方で、曜日名とイラストがリンクする(月曜日とお月さまのように)言葉遊びも感覚で楽しめる絵本です。また、生き物が足跡を残しつつ去っていく姿にページをめくるワクワク感が高まります。お話を楽しむのは勿論、親子で絵本の隅々まで見渡して、思い思いの会話を楽しみつつ読めるスタイルフリーの絵本です。